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2024.01.22 プレスリリース


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サミットエナジーとNEC、協業し電力の需給調整市場へ参入
~調整力を供出し再生可能エネルギーの導入に貢献~

 サミットエナジー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:小林 政司、以下サミットエナジー)と、日本電気株式会社(本社:東京都港区、取締役 代表執行役社長 兼 CEO:森田 隆之、以下NEC)が協業し、電力の需給調整市場へ参入しました。市場への供出量は、サミットエナジーが保有するサミット美浜パワーの17MW 級ガスタービン2 基、15MW 級蒸気タービン1基(※1)を活用して発電した電力のうち、最大7.5MWとなります。

本協業で、サミットエナジーは、発電リソースの提供および、市場価格や発電リソースの状況等を鑑みた入札戦略・運転計画の立案を行います。NECは、リソースアグリゲーター(※2)として、独自のリソースアグリゲーションクラウドサービス(RAクラウドサービス)を活用し、発電リソースの管理のほか、アグリゲーションコーディネーター(東京電力ホールディングス株式会社)(※3)からの制御指令に基づき、発電リソースに対して制御指令の伝達を行います。


本事業の各社の役割

 需給調整市場は、一般送配電事業者が周波数制御・需給バランス調整を行うために2021年に開設されました。近年では、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー(以下、「再エネ」)の普及が進んでいますが、再エネは自然条件によって出力が変動するため、需給調整市場で取引される「調整力」を確保し、需要と供給を一致させることが重要になっています。

サミットエナジーは、長年にわたり発電・需給管理・小売を一貫して行い、お客様に信頼いただける安定した電力を供給してきました。今後、再エネの普及に伴い電力供給が不安定化することが危惧されていますが、需給調整市場を介した調整力の提供や高度な予測技術の活用等を通じて、電力供給システムの安定性向上に寄与していきます。また、こうした電力供給の安定性向上の取り組みと、従来より取り組んできた再エネ供給の更なる増加を通じ、地球環境への負荷軽減にも貢献してまいります。

NECでは2016年からVPP実証事業に参画し、「調整力」を確保するために必要不可欠な、AIによる予測技術、IoTによる分散電源の制御技術に関する研究開発を進めてきました。今まで培ってきたノウハウを活かして、再エネ主力電源化に向けて課題となる電力需給の安定化に対して、「予測」「計画」「リアルタイム制御」などの技術で寄与していきます。そしてNECは、Green Transformationの領域において、エネルギー、環境などのデータを活用し、データマネジメントによる環境価値を創出していくことで、日本の再エネ普及に貢献していきます。

以上

※1:発電設備の概要(サミット美浜パワー株式会社ホームページ)
https://www.summit-mihama-power.co.jp/equipment/
※2:需要家とVPP(バーチャルパワープラント)サービス契約を直接締結してリソース制御を行う事業者
※3:リソースアグリゲーターが制御した電力量を束ね、一般送配電事業者や小売電気事業者と直接電力取引を行う事業者

<本件に関するお問い合わせ先>
サミットエナジー 企画部
E-Mail:kikaku@summit-energy.co.jp

NEC 国内スマートシティシステム統括部
E-Mail:ecs_pr@ptg.jp.nec.com

<本件に関する報道関係からのお問い合わせ先>
サミットエナジー 企画部
E-Mail:kikaku@summit-energy.co.jp

NEC コーポレートコミュニケーション部 友永
電話:080-2074-3176
E-Mail:press@news.jp.nec.com

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